「盆地はもう春だし、そろそろノーマルタイヤに戻していいよね?」
「3月に山梨へ行くけど、雪さえ降らなきゃノーマルで大丈夫でしょ?」
その甘い考え、2026年の山梨では「致命的なミス」になります。
2026年はラニーニャ現象の終息に伴い、偏西風が大きく蛇行。
気象データ上、「2014年の山梨豪雪」から12年周期の不安定な気圧配置が3月にずれ込むリスクが極めて高い状況です。
25℃の夏日の翌日に、標高の高い地域でドカ雪が降る――。
そんな「昨日が暖かかったから今日も大丈夫」という経験則が通用しないのが、2026年春の恐ろしさです。
地元・山梨を走り抜けるプロの視点から、最大勾配4%の魔のスポットから2026年特有の社会情勢まで、命を守るための一次情報をすべて叩き込みます。
目次
【中央道・国道20号の罠】笹子トンネル出口「最大4%勾配」の洗礼
中央道・国道20号ともに、山梨へ入る最大の難所が「笹子(ささご)」です。
特に下り線(甲府方面)のトンネル出口は、初心者が必ずと言っていいほどスピンする「死の罠」が仕掛けられています。
【地元民の回避術】
出口の光が見えたら、ブレーキを踏むのではなく「アクセルオフ」でエンジンブレーキを効かせてください。
凍結路面でフットブレーキを強く踏むのは、自らスピンを誘発する「自殺行為」です。
【中部横断道】巨大な「冷凍庫の棚」の上を走っていると自覚せよ
身延や南部など、県南部へ向かう方も油断厳禁です。
特に中部横断道(富沢IC〜下部温泉早川IC間)は、富士川を何度もまたぐ巨大な橋梁の連続。
ここは地面の熱が届かない、いわば『巨大な冷凍庫の棚』の上を走っているようなものです。
【地域別】2026年タイヤ交換デッドライン
大月・上野原などの県東部(郡内)エリアも含め、2026年の気象トレンドに基づいた交換目安をまとめました。
| 走行エリア | 交換デッドライン (2026年) | 物理的根拠・リスク |
| 甲府盆地 (昭和・中央市等) | 3月25日 | 盆地の熱で路面温度が上昇。スタッドレスでは雨の日の制動距離が伸びる限界点。 |
| 大月・上野原・都留 | 4月5日 | 標高300-500m。南岸低気圧による「重い雪」が最も積もりやすい境界線。 |
| 中央道・国道20号(笹子越え) | 4月10日 | トンネル出口の橋梁凍結が解消されない「魔の期間」。 |
| 富士五湖・清里・北杜 | 4月15日 | 標高1,000m超。「4月の雪」はもはや恒例行事。ノーマルは自殺行為。 |
4月まで履き続けるなら「雨」に全神経を集中せよ
「スタッドレスを脱がない」選択をした方に、必ず守ってほしいルールがあります。
4月の山梨は「春の嵐」による激しい雨が多い時期です。
【2026社会情勢】ノーマルタイヤへの「交換予約」は今すぐ入れろ!
せっかく「4月10日」を交換の目安に決めても、その日にショップの作業枠が空いていなければ意味がありません。
2026年は整備士不足がさらに深刻化し、県内のカー用品店やガソリンスタンドでは「タイヤ交換の完全予約制」が常識となっています。
特に2026年4月3日(金)〜5日(日)は「信玄公祭り」と重なり、県内の道路は大混雑、ショップの予約枠は数週間前から埋まり始めます。
今、この瞬間にスマホで近所のショップの空き状況をチェックしておくのが、無駄な待ち時間をゼロにする唯一の正解です。
【もしもの時】雪が降り始めた時の「撤退ポイント」
山梨へ向かう途中で雪が舞い始めたら、無理をせず引き返す勇気を持ってください。
中央道(下り):
「談合坂SA」が最後の安全地帯です。
ここで路面状況を確認し、笹子方面が雪なら迷わずUターンしてください。
国道20号(下り):
「道の駅 甲斐大和」が最終判断ポイントです。
ここを過ぎて笹子トンネルへ向かうと、雪道から逃げ場がなくなります。
まとめ:2026年の春は「臆病な人」だけが生き残る

山梨の春は、見た目の美しさに反して道路は牙を剥いています。
- 笹子トンネル出口は「最大4%勾配」の罠。
- 中部横断道は空中に浮いた「冷凍庫」。
- 2026年は3月下旬の「路面の激変」を警戒せよ。
- 4月の雨天時は「雨の弱点」を自覚して減速。
自分と大切な家族の命を守るために、「まだ大丈夫」ではなく「もしも」に備えた選択をしてください。